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REDD+から地球の未来を考える

今回は弊社ワイエルフォレスト株式会社が事業として行っているREDD+についてご紹介いたします!REDD+(レッドプラス)って何?REDD+とは…Reducing emissions from deforestation and forest degradation and the role of conservation, sustainable management of forests and enhancement of forest carbon stocks in developing countries和訳すると、途上国における森林減少・森林劣化に由来する排出の抑制、並びに森林保全、持続可能な森林経営、森林炭素蓄積の増強に取り組む気候変動対策です。む、難しいですね…笑簡単に言うと、途上国の森林を人の手で保護・管理し、木々の減少や劣化を食い止めることで温室効果ガスの排出を抑えたり、逆に二酸化炭素の吸収率を高めたりし、その成果としてインセンティブを得る仕組み、これがREDD+です。REDD+でいう成果とは、どのくらいの二酸化炭素の排出が抑えられたのか?どのくらい二酸化炭素を吸収する力が増したのか?これを数値化(t/CO2)したものをクレジット(排出権)と呼び、取引が行われます。例えば、いつまでにどのくらい二酸化炭素の排出を削減しなければならないという規則が国や企業に設けられた、または自主的に設けた場合、そうした目標を実際には達成できそうにない!となったときに、このクレジット(排出権)を購入し目標数値に届かせる、という考え方です。国際気候変動枠組条約(UNFCCC)では2020年以降のパリ条約でREDD+を開始させることが決まっており、これが活性化すると大きなビジネス効果をもたらすこともあり、今後の環境問題の改善において大きな期待が寄せられています。現在のREDD+の状況はというと、自主的なものとしてアメリカのVCS(Verified Carbon Standard)という団体があり、そこではすでにクレジット(排出権)の取引が行われています。発行されるクレジットは自主的市場において流通するものであり、UNFCCCに基づく各国の排出削減目標の達成に使用することはできません。しかし、民間企業等が、自社排出量のオフセットや環境への貢献等を目的に活用することが可能です。日本では、二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)によるREDD+の取り組みに期待が集まっています。 JCMは、気候変動対策の仕組みの一つで、優れた低炭素技術等の普及を通じ、地球規模での温暖化対策に貢献するとともに、日本の削減目標の達成に活用するものです。難しい話が続いてしまいましたが、2020年以降、このREDD+に世界の注目が集まることは確実です。ビジネス面でも期待が厚いREDD+ですが、環境面からも見ても魅力的な面がたくさんあります。森林の減少・劣化を食い止め健康な森へと生まれ変わるだけではなく、そこに生きる動物等の生物多様性の保全にも繋がったり、地域住民の生活の発展にも寄与する仕組みを考える“セーフガード”をしっかりと設定することで、持続可能な森林経営と住民の生活を作り上げることができるのです