マングローブから地球の未来を考える

このHPタイトルは、弊社ワイエルフォレスト㈱の事業である、マングローブ植林から由来しており、マングローブ林から学ぶ自然の在り方、植林事業を展開している弊社だからこそ感じることをスタッフ・Higumaの視点を踏まえご紹介します。

皆様と共有し、これからの地球の未来を、一緒に考えていけたらと思っています。


マングローブから地球の未来を考える2は下記リンクから♬

まずはマングローブについてご紹介。


「マングローブ」とは?

あなたが耳にする“マングローブ”という言葉。

実は“マングローブ”という名前の植物は存在しません。

暖かい地域(熱帯・亜熱帯等)の河口・沿岸部などの潮間帯に生えている植物の総称なのです。

世界中では100種類以上の植物が“マングローブ”と呼ばれています。


マングローブは「命のゆりかご」

マングローブは海水と淡水の混ざり合う汽水域に生息していることから「海の森」と呼ばれていますが、津波等の自然災害から人々を守る防波堤の役割も担っています。

さらにマングローブの根は入り組んだ構造になっており、その根が生み出す空間は小魚や蟹にとって安全な場所となっています。またマングローブが水面に落とした葉を分解するためにプランクトンが発生し、そのプランクトンを食べにまた魚などが集まってくることから「命のゆりかご」とも呼ばれています。そこから今度は人間が漁獲をし、収入源や食料源となります。まさに自然における理想的な食物連鎖です。

マングローブは豊かな生態系を育む大切な場所なのです。

マングローブとCO2(二酸化炭素)

「地球の肺」と呼ばれている熱帯雨林。熱帯雨林は世界のCO2を吸収するのに大きな役割を担っています。しかし1ha(ヘクタール)当たりに換算すると実はマングローブは熱帯雨林よりもCO2吸収量が大きいのです!(マングローブの種類と生息地域により幅があります)

また炭素保有率が高いのも特徴です。マングローブも世界の地球温暖化防止に大きく貢献をしています。

しかしそのマングローブもこの十数年で大幅に減少しています。インドネシアでは、森林伐採をし、魚やエビの養殖池や農用地へと転換されたり、薪や炭の生成が減少の主な原因となっています。日本人の私たちが、スーパーで買ったインドネシア産のエビや、BBQで使用した炭には、全てではありませんがそのような「森林破壊」という犠牲があったのです。


世界ではこれらをどのように修復していくのか、

様々な枠組みや協定が打ち出されている最中です。

そのお話しはまた次回。


本日はマングローブの簡単なご紹介でした。

これから随時更新していきますのでどうぞよろしくお願いします!



Higuma

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