グラフから地球の未来を考える


皆さん、突然ですが

人間1人当たりどのくらいの二酸化炭素を排出していると思いますか?


こちらのグラフは、

各国の排出量に対しての国民1人当たりの二酸化炭素排出量をまとめたものです。

出典) EDMC/エネルギー・経済統計要覧2018年版


日本の二酸化炭素排出量は世界で5位となっており、

その排出量を日本の人口で割ると、

1人当たり、9tの排出量を出していることになります。


車に乗る、公共機関を使う、電気やガスを使う・・・

ありとあらゆる生活の中で二酸化炭素は排出されています。


そういった生活の中からの排出を‟家庭部門”からの排出といいますが、

下のグラフを見てもらうと、1990年から比較してみると

8.2%増している、という結果になっています。

出典)温室効果ガスインベントリオフィス



ではそんな家庭部門の二酸化炭素排出量の内訳はというと・・・

出典)温室効果ガスインベントリオフィス


ガソリンや都市ガスからの排出も多いですが、

なんと!電気を使用することによっての排出量が1番割合を占めています。


では家庭の中での電気使用用途の割合をみていきましょう。

出典)資源源エネルギー庁平成22年度省エネルギー政策分析調査事業「家庭におけるエネルギー消費実態について」


加熱・冷却機器、つまりキッチン周りの家電製品が多いことが分かります。

これは全体の50%に当たり、

特に冷蔵庫は24時間365日つけっぱなしなので14.2%と割合も大きくなっています。


全体でみると2番目に使用量が大きいのは照明機器で、

各家庭に多数の照明を取り付けていることからその数字の伸びが予測されます。

その他家電製品の使用量を見ても、各家庭での普及率の伸びや多種多様な家電製品の登場が、1990年からの二酸化炭素排出の増加につながっているのかもしれません。


このようにグラフとしてみてみると、

漠然としていた二酸化炭素の排出や電気の使用が

いかに私たちの生活に関わり密接であるかがよく分かります。


そうなるとよく耳にする節電への意識や、

LED照明への転換ももちろん大切なことではあるのですが、

人間は利便性の高い生活を“進化”として求め続ける傾向があり、

これからも新しい製品がどんどん発売され、普及し、私たちの生活に欠かせないものになっていくのだと考えると、中々二酸化炭素排出量の削減を数値として結果を出すことは難しいところもあります。


しかし植物はどうでしょうか?

植物は大気中の二酸化炭素をストックしてくれます。

また、文明の発展に伴い、伐採や開拓による土地の転換で多くの森が失われ続けています。


森を戻すことは二酸化炭素を減らすことに繋がるのです。


しかし実際は、

二酸化炭素を減らす=植林

という活動は身近ではないということ。


また植林自体が二酸化炭素の削減と繋がっているという意識が薄いことも問題であると考えています。


一般の方でも植林を気軽にやっていただける弊社の『地球にマングローブを‼プロジェクト』

これは、マングローブを35本植えて1年間分の自分が出した二酸化炭素を相殺しよう!というものなのですが、身の周りの方々から始まったプロジェクトということもあり

まだまだ世間に知られていないプロジェクトです。


このプロジェクトの意味や思いが多くの方に届き、

直接的な電気の使用量の削減だけではなく、

間接的ですが植林で二酸化炭素を減らせるという意識が根付けば、

現在ある環境問題の根底部分が変わるのではないかと思った今日この頃です。

Higuma

『地球にマングローブを‼プロジェクト』は下リンクからご覧ください!

0コメント

  • 1000 / 1000