12歳の少女から未来の地球を考える


ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、本日は1992年のリオで行われた環境サミットでの有名なスピーチをご紹介します。と言っても、もう25年が経つので現在の学生さんや20代の方では知らない方も多いのではないでしょうか?


12歳だったセヴァン・カリス=スズキさんのこのスピーチは多くの大人の胸へと届き、「伝説のスピーチ」と呼ばれ世界各国で注目を集めました。


ご存知の方もぜひもう一度、そうでない方はもちろんご覧ください。

本当に胸に突き刺さります。


私自身も学校で流したのを見たことがある様な・・・?位のもので内容などを明確に覚えてなかったのですが、今回この動画をハッと思い出して見た時、胸の詰まる思いでいっぱいになりました。


そうだ・・私もこの少女の言う「大人」と言われる歳になったんだ。

あれから25年の月日が経ちました。こんなにも時間がたったのに、まだまだこの少女が夢見る“野生の動物やたくさんの鳥や蝶が舞うジャングル”は実現するどころか、いまだに森は失われ続けています。



この少女はまだ子どもですが、


「世界は全ての生き物からなる“大家族”であり、

みんながその“大家族”の一員として行動しなければならないことを知っている。」


「戦争に使うお金を、貧困と環境の為に使えばこの地球は素晴らしい星になることを知っている。」


と言っています。


また、

「この環境サミットも、誰の為に話し合っているのか思い出してください

未来の世代の為、私たちの為なのです。」と。


会議で決まったことが私たちの未来を左右する。これは、その時の環境サミットだけではなく、今始まろうとしている国際気候変動枠組条約のパリ協定など、現在のことでも同じです。


彼女の言葉、一言一句が大人にとって耳の痛い話ではありませんか?


「大人たちはよく「愛してる」と言いますが、それが本当なら言葉ではなく、行動で示してください。」

彼女はスピーチをこう締めくくっています。


だれが彼女をここまで言わせるほど、怒らせたのでしょうか?

彼女のスピーチから、‟私は地球の子ども達の代表で来ているんだ”という思いがひしひしと伝わってきます。


私たち大人に向けられたメッセージは、まっすぐです。

また、自分が子供の頃に見たこの動画と、大人になり見たこの動画では、感じ方は全然違いました。

大人になった今、

まだまだ問題は山積みな今、

この動画を見て何かを感じた今、

このまっすぐな言葉を一人の大人として、また地球の“大家族”の一員として受け止めなければ、そう思いました。


絶滅した動物や穴の開いたオゾン層、失ったものの取り戻し方が分からないのであれば、壊さないで。当たり前のことなのですが、なぜできないのだろう?

シンプルな投げかけだけに、返す言葉がありません。



でもあれから時間は過ぎ、はたして現在は壊すことを止めるだけで地球を救えるのでしょうか??


増やしていく方法はあります。「植林」です。

減っている森林を自分の手で増やしてあげませんか?

森に住む生き物を守ってあげませんか?

まずは自分が出した二酸化炭素をOff setしませんか?

「地球にマングローブを‼」プロジェクトでは、それが可能です。

私たちがお手伝いします。

みんなで考えていきましょう。

私たちも誰かの親であったり、また必ず誰かの子どもでもあります。

未来を生きる私たち、

さらにもっと先の未来を生きる私たちの子ども。

辛く悲しい現実ではなく、明るいものを送ってあげたいです。

Higuma

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